自治体のアセットマネジメント!!

公共施設の今後の活用や、マネジメントの講師として鹿児島、宮崎へ。

㈱地域科学研究所の自治体のお仕事で、自治体の保有する財産のデータベース化、活用のお手伝いをしています。


全国的に東京オリンピック以降に作られた公共施設、インフラなどが老朽化し、人口が減って税収が減っていく自治体にとって、かなり大きなダメージになってきています。


そんな公共施設を自治体の経営を圧迫しないような工夫をしていくのがアセットマネジメントです。

宮崎県 小林市さんで、職員の方との勉強会。

これから実践を具体化させていくためにもまずは事実数字を共有していくことが大事だと思います。職員同士で、財政の状況、資産の現状、客観的データの認識は共通言語として、使っていくべき。

そんなお話を。


どの場所に老朽化した施設があるのか?
売れる資産はどこにあるか?
どの施設とどの施設の機能を一緒にできるか?

具体的な解決策をひとつひとつ積み上げることが大事。
そのためにもいろんなアセットデータを視覚化していくお手伝いを。

この数字はどの自治体でも公表されています。
あまりにも財源が不足することが目に見えてしまい、
不都合な真実といわれてます。


これからは、すべての施設を建て替えすることは到底無理なんですが、
小林市さんは庁舎が老朽化し、耐用年数がとうに過ぎていたことから、建て替えを。
木造で庁舎を作っています。






薄暗くなると、明かりが柔らかくにじみだし、素敵な風景に。
木造の良さが出てます。
木造で3階建ての建築です。今は、木造建物の高層化が建築技術が発達し、建築基準法の規制も緩やかになってきています。
木造の高層化ができれば、公共施設にも多く木材を使える機会が増えると思います。

コンクリートではなく、地元の木材を使って、庁舎を立てることで、地元林業にも貢献できる取り組み。

コンクリートから、木造へのシフト転換もうまく地元の一次産業と組み合わせることで、大手ゼネコンだけでなく、地元業者が公共建築にかかわれる機会を創出することも施設のマネジメント観点からは、大事なことだと思います。





学校帰りに宿題をする中学生。庁舎で宿題したりできる空間もあるって素敵です。

これからは、箱を管理するだけでなくて、どう使うか、使えるようにするか?にもっと焦点をあてるべき。
小林市の庁舎では、本を寄贈するコーナーも庁舎にあり、そこで寄贈した本を読むことができます。


議会管理事務局の山本さん。
円形になっている木造の議場をみせていただきました。
議会の部屋も、年間4回の議会開会時しか活用されていない自治体も
多いと思いますが
公共施設の使い方からまちづくりを考えるSIM30の取り組みなどで使えると面白いだろうなー












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